「手書きPOPを始めたけど、どんな用紙に書けばいいの?」と悩む方もいらっしゃるのではないでしょうか?
今回は私が実際に仕事で使っている手書き用POPの用紙に簡易的なPOP文字を書いて、それぞれの用紙の使い分け方や欠点などをご紹介していきたいと思います。
1.手書きPOPに使用しているPOSCAとマッキー
- プロッキー(黒):PM150TR
- プロッキー(黒):PM120T
- ポスカ(白):PC-3M
- ポスカ(白):PC-5M
- ポスカ(みどり):PC-5M
POP文字書く際は、個人的に一番ムラができやすい緑色を選択しました。すべて水性ペンです。
2.手書きPOPにおすすめな用紙3選
①ケント紙
カスタマイズ性 | 〇 | 切るのは容易。他の紙に貼る場合は少し多めに糊を使う必要がある |
発色 | 〇 | ラミネートすれば色むらが目立ちにくくなる |
強度 | △ | ちょうどカラー画用紙とボール紙の間ぐらいの厚み。単体で売り場に展開するのには向いていない |
ラミネート | 〇 | ラミネートするとポスカの発色がさらに良くなる |
ケント紙を使ってみて…
手書きPOPに最適といわれるケント紙。厚みがちょうどよく、なめらかに書くことができます。ダイソーでは厚さ別に販売されており、上記写真以外にも一番厚みの薄い10枚入りもあります。
また、ケント紙はプリンターにも対応しているので商品画像をケント紙に印刷し、それ以外の文字等を手書きという風にアナログとデジタルの併用もできます。
欠点としては、他の紙と比べてコスパが少し悪いこと。なので私は「新発売」や「期間限定」などの文字やイラストなどを描いてラミネートし、使いまわせるようにしています。
オリジナルの文字やイラストを描いてカットしたい!使いまわし素材を制作したい!
②ボール紙
カスタマイズ性 | △ | 厚みがあるので切る際にしわがよったりしてしまう。糊で別の紙に貼ろうとすると剥がれやすい |
発色 | 〇 | 適当に塗っても色ムラが少ない |
強度 | 〇 | 厚みがあるのでラミネートなしでも売り場に展開も可能だが、裏に軽くテープで留める程度だと時間経過とともに紙自体が丸まってくるので、しっかり固定する必要がある |
ラミネート | △ | できないこともないが、厚みがあるので余白をもってカットしないとラミネートが剥がれる場合がある |
ボール紙を使ってみて…
ボール紙は厚みがあり、ケント紙と同じようになめらかに書くことができます。また、B4サイズもあるので大きめのPOPを制作するのにもおススメです。
私が以前勤めていた店ではラミネーターがなかったので、ケント紙で文字などのパーツを書いてボール紙を土台にしてパーツを貼ったりしていました。
ラミネートする暇がない(ラミネーターがない)ので土台に直接書いて綺麗に仕上げたい!
大きめのPOPを制作したい!
③カラー画用紙
カスタマイズ性 | 〇 | 薄いので切ったり貼ったりするのが容易 |
発色 | 〇 | 適当に塗っても色ムラが少ない |
強度 | △ | 薄いので軽く引っ張ると破れてしまう場合も |
ラミネート | 〇 | 薄いのでラミネートには最適 |
カラー画用紙を使ってみて…
試しにバイト先で用意されていたカラー画用紙でPOPを制作したことがあるのですが、想像以上になめらかで書きやすかったです。
A4サイズ100円+税で20枚入りとコスパがいいのも魅力。
欠点をいうと、かなり薄いのでカットする際に破れやすいです。(実際、上記の写真の文字をカットする際に少し破れてしまいました…)
デザインより書く方に集中したい!とにかく製作費をおさえたい!
ちなみに…
手書きPOPのテキストでは、水性ペンと画用紙の相性はよくないと書いていたのですが、おそらく以下のような少し厚みのある画用紙との相性がよくないのだと思われます。
実際に私もこの画用紙に直接書いたことがあるのですが、すぐにペン先がボソボソになるので書きにくかったです。
3.まとめ
- ケント紙
→オリジナルの文字やイラストを描いてカットしたい!使いまわし素材を制作したい! - ボール紙
→ラミネートする暇がない(ラミネーターがない)ので土台に直接書いて綺麗に仕上げたい!大きめのPOPを制作したい! - カラー画用紙
→デザインより書く方に集中したい!とにかく製作費をおさえたい!
今回はポスカと相性が良い100均で購入できるおすすめな用紙を3種類紹介してみました。
手書きPOPはこの用紙じゃないとダメ!という決まりはないので、ぜひ用途や自身に合った用紙選びをしてみてください!